インターネットビジネスの可能性その1 インターネットの性質
インターネットでビジネスでは、何が重要なのかを最近良く考えています。
インターネットはテレビ、ラジオ、書籍と並び、有力なメディアとなりました。
テレビ、ラジオの情報は基本的に放送する側から与えられるものです。
我々には選ぶ権利はさほどありませんが、無料(NHKは有料ですが、税金のようなものなので気にしませんね)で娯楽性が高く、「見る、聞く」といった比較的ストレスが掛からない伝達方法であるため、余暇を過ごす時のよきパートナーとなっています。
書籍はというと、物事の考え方を広げる為の学習の教本のようなものですね。情報収集のための手段でもあります。
知識、情報に飢えた我々は自分の欲しい知識、情報の載っていそうな書籍を本屋で探して購入します。
ではインターネットはというと、無料の書籍と言ったところでしょうか?
検索性がすばらしいため、とにかく今知りたい知識、情報を、すぐに検索して探す事ができます。
しかし、ディスプレイでのサイトの参照は、見る人にかなりのストレスを与えます。
こういう性質を理解したうえで、どのようなサイトを作れば人々は訪れてくれるのでしょうか?
私が考えるに、キーワードは「解決」「提案」です。インターネットを使用する人々は、とにかく早く情報を得て、問題を「解決」しようとしています。自分で情報を集めて比較しながら考えて、最適案を選択しようなんて誰も思っていません。とにかく手っ取り早く解決したいのです。
そこで、やたら情報を詰め込んだ(例えばバナー広告が大量に貼ってある)ページを開いたら、幻滅します。さっさとそのサイトからは逃げ出して、おそらく二度と同じサイトに戻ってこないです。
そんな中、「それについてはこれがBESTです!」と、シンプルで分かりやすく書いてあるサイトがあれば、人々のの目にとまるでしょう。
的を得た「提案」をしてくれるページが最も利用価値が高いのです。
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インターネット環境の現状も見逃せません。ADSLなどの普及で高速インターネット環境が整いつつあります。しかし、まだまだダイヤルアップで接続している人は多いです。
その人たちが、バナー広告だらけのページを開いたら、きっと一目散に逃げ出します。
インターネットの持つ特性も良く考えずに、読者のことをまったく考えないで作られたサイトがかなり多いと、私は思っています(もちろん自分のサイトについては棚に上げています)。
バナー広告を貼って、儲けたいのは良く分かります。
ただバナーだけ貼って、何も知識、情報を与えないサイトは、他の人の時間を奪うだけで全く無駄です。
そして更に、情報の質に疑問を感じるサイトもあります。探せばもっと優良な情報があるのにもかかわらず、あまり優良でないバナー広告を派手に宣伝している場合が良くあります。確かに短期的にはいいかもしれませんが、もっと優良な情報を提供しているサイトがあれば、人はそちらに流れて行ってしまいます。
人々にとって、最もメリットのあるサイトに人は集まると言う事は、ごく一般的な市場原理です。常に最新の情報を入手して、「いかに人々に納得してもらえるか、満足してもらえるか」、つまり「信用」を得られるかどうかが各サイトが生き残っていけるかどうかの最重要ポイントだと私は考えます。
自分を棚に上げて偉そうな事を書いてしまいました、、、しかし、私は本当にそう感じるのです!これからも自サイトの充実に注力していきたいと思います。