« 阪神優勝おめでとう! | Main | 新サイトOPEN!! »

September 17, 2003

中国の事情その2 人々気質

シンガポールのSARS騒ぎから、中国株がぱっとしませんね。ここは我慢のしどころですかね。

さて今日は、中国の人々についてです。一週間一緒に中国の方々と仕事をしていた感じた事を述べたいと思います。

彼らはとても友好的で、総じてみんな明るいです。友人を大切にするみたいで、本当に良くしてくれます。

しかし、仕事の場面ではちょっと首を傾げてしまいます。

彼らはあまり、自ら進んで仕事をしません。指示が無ければ、何もせずに座り込んでいます。寝ているやつも居ます。

指示をしてあげれば、それなりにやってくれるのですが。

私は彼らを責めようとは思いません。彼らが好き好んでそういうスタイルをとっているからではないからです。中国はもともと社会主義国です。社会主義国では、労働の対価はみんな平等に与えられます。よって、一人でがんばっても、結局みんなと賃金は変わらないのです。

すると、人々はなるべく仕事をしないようになります。サボったほうが勝ちなのです。私がその立場に居たら、やはり同じような姿勢になると思います。

現在は中国も資本主義的な社会に移りつつありますが、人々に植え付けられた過去の体制は、なかなか変わることが出来ないのです。これはそう間単に変わらないと思います。ゆっくり時間をかけて、気が付いていくしかありません。がんばった分だけ対価を受け取れるようになると言う事を。

中国の街は建設ラッシュで、車もたくさん走っています。見かけ上は繁栄の一途を辿っているように見えますが、本当の繁栄を掴むには、人々の気質が変わってこないとやってこないのではないかと、感じました。

北京オリンピックの後に、ターニングポイントがやってくると思います。祭りの後となってしまうのか、自分らの力で、更なる発展を遂げられるのか。とりあえず2008年までは中国株はホールドです。

|

« 阪神優勝おめでとう! | Main | 新サイトOPEN!! »

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 中国の事情その2 人々気質:

« 阪神優勝おめでとう! | Main | 新サイトOPEN!! »