資産形成について
資産とは「ポケットの中にお金を入れてくれるもの」 負債とは「貴方のポケットからお金を奪うもの」という定義は、非常に分かりやすく、私も資産と負債を見分けるためによく用いています。
株式投資とは、ある企業の株式を購入することで、企業の資本金を肩代わりすることです。企業はその資本を使って設備などを購入し、お金を儲ける、つまりキャッシュフローを生み出しています。
しかし企業はそのキャッシュフローを全て株主に還元(配当)するのではなく、将来の新しい事業拡大のために再投資します。うまくいけば更に利益が増えて、企業の価値が上がり、株価が上昇します。
よって、株式は我々にキャッシュフローをもたらしてくれると言うよりは、その企業の価値を上げる、つまり株価の上昇により、株主に還元するのです。よって、直接「ポケットにお金を入れてくれる」というわけではありません。株式を売った時に初めて利益が発生します。
それでは不動産投資はどうでしょうか?不動産投資は、購入した不動産を人に貸してその賃貸料からキャッシュフローを直接得ます。株式の様に再投資はありません。
手持ちの不動産がフル回転していれば、毎月、毎年一定のキャッシュが得られます。利回りは賃貸料と、空室率によって変わります。20年回収ならば、年率5%となります。また老朽化して当然建物の価値がなくなっても、土地の価値は残りますので、土地の値上がりも期待できます。
株式投資と、不動産投資は一体どちらが得なのでしょうか?
株価は値上がり益(キャピタルゲイン)重視で、不動産はキャッシュフロー(インカムゲイン)重視です。どちらもどっちのような気がしますが、実は決定的な違いがあります。
それは、不動産が「原価償却」できることです。原価償却とは、その物の価値が下がった場合、その減額分を損金として経費に献上できるのです。これがかなり大きいのです。課税所得金額を下げる事ができるので、税金を大幅に減らす事ができます。
株式投資でも正確には投資先の企業は設備投資をして、毎年減価償却しています。しかし、我々は直接その恩恵を受けられません。それに対し、不動産投資はかなり優遇されているんですね。
但し、不動産には空室というリスクが付きまといます。また災害も大きなリスクです。
企業においても様々なリスクがあるのですから、総合的に考えると不動産のほうが、ハイリターン、ローリスクのような気がします。
現在は私は株式投資による投資を進めています。ある程度の資金が貯まったら、不動産投資のシフトしてみたいなと思っています。まあ、まだまだ先の話になると思いますけど。
今は株式市場が好調ですからね。
今投資しなくていつ投資すると言った流れですので、しばらくは株式に集中して投資を進めます。